モリのタロット占い備忘録

モリモリがツイッターにて占った結果をまとめておく場所です。黒柴を崇めよ!!!!

質問箱・タロット疑問回答「セレクト法」

セレクト法での自分占いで解釈に困っているとの依頼を受けたのでモリモリがお答えしますぞ!!

 

Q、同じ大学に通っている男友達との都合のいい関係(友達以上恋人未満、セフレではない)を長く続けるか続けないか。

補足:周囲の友達にこの関係を言っていない(言えない)から隠者逆が最終結果に出たのではないかと思ってます。

障害や進展が読めなくて困ってます。

 

とのことです!!

 

セレクト法とは

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セレクト法の難易度

私が適当に作った画像で説明します。

まず難易度は高い部類に入るタイプのスプレッドですね。

理由は至極簡単です。

 

「コンビネーションリーディング」が出来ないと読めないから!

 

※コンビネーションリーディングとは

2枚を1枚としたり、3枚を1枚として読んだりするタロットの技術です。

有名どころだと「ジプシースプレッド」がこの技術で読むスプレッドですね。

上の図を見てもらうと分かるんですがセレクト法は点線で囲まれた2枚を1組として読むタイプのスプレッドです。

なのでこのコンビネーションリーディングが出来ないと読めないです。

詳細は各自ググってください。  

 

この依頼をされた迷える黒柴様も「障害」と「進展」が読めないとおっしゃってますよね。

2枚1組のコンビネーションリーディングの技術を磨いてないとどう読めばいいのかさっぱり分からない!となってしまうわけです。

私も初心者の頃難しいスプレッドやりたい!って思ってやったらサッパリワカラナイってなりました。

 

セレクト法のポイント

1、まず何を最終結果とするのか決めておく

このスプレッド、2つの事柄を見るためなのに最終結果は1つしかありませんね。

「スリーロッツ」や「二者択一」だとそれぞれ選んだ場合の最終結果が出ますがこのスプレッドでは出ません。

なので「2つの事柄で共通する外せないこと」とか「どちらを選んでも絡んでくること」などと決めておきましょう。

 

2、難しいものだと覚悟しておく

「コンビネーションリーディング」が曲者だと説明しました。

これはもう一朝一夕で身に付く技術ではないのでマジで難しいと覚悟してください。

正直初心者がやるにはかなり難しいので、2つの選択肢を見たい人は「二者択一

」とか「改変スリーロッツ(スプレッドの3つの選択肢を2つにしてしまう)」とかのコンビネーションリーディングをしなくて済むスプレッドで占いましょう。

 

 

 

モリモリの解釈 

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こちらが今回の迷える黒柴様が引いたカードです。

a、左側が長く続けた場合

b、右側が続けなかった場合

です。

 

おそらくは大アルカナのみで占ったのだろうなあと思いますのでカードの力関係(大アルカナ>エース>小アルカナ)は考えずに読んでいきます。

 

大前提として迷える黒柴様は「この関係は周囲に言えないと思っている」ことも念頭に置きましょう。

 

a、長く続けた場合の進展・現状

まずは進展・現状。

「星の正位置」と「力の逆位置」ですね。

 

コンビネーションリーディングのコツとして、まずは2枚の共通点を探します。

私が抜き出すとしたら「希望の星」と「精神面での不調和」ですね。

これらがなぜ共通項かと言うと「希望の星というのは依存者が縋り付く先」だからです。

 長く続けた場合の進展は「一見楽しかったり嬉しかったりしますが、精神面では依存状態が続くので自律できない」です。

 

a、長く続けた場合の障害

「女帝の正位置」と「皇帝の逆位置」ですね。

 

また対称的なカードが同時に出ましたねえ。

女帝は国母で皇帝は国父です。

基本的に女帝は国を育む豊かさ、皇帝は国を発展させるための厳しさってかんじで対称になります。

 

さてこれらのカードから共通項を探ると。

「母親的愛情(鳥かごの中の愛情)」と「自信の無さゆえの横暴」となります。

これを合わせると「二人だけの鳥かごにいることでお互い我儘になり衝突が増える」ことが障害になると読めます。「視野が狭くなる」と言い換えることも出来ますね。

都合のいい関係であるとおっしゃっているので「都合の良さ」のせいで衝突するということです。

 

 b、続けなかった場合の進展・現状

「審判の正位置」と「塔の逆位置」です。

 

これは言葉の意味よりそのまま絵が状況を現しているように見えます。

なので審判で「現世のしがらみからの解放」、塔で「今までの砦が崩れ落ちるけど、逆位置なのでリカバリー可能」ってかんじですね。

 

言葉の意味から拾っていくと、

これもまた「解放」と「崩壊」です。

そして続けた場合の結果を合わせて読むと「鳥かごが壊され否応なしに外へ放り出され傷を負うが、それは致命傷という程ではない」となりますね。

 

b、続けなかった場合の障害

「節制の正位置」と「世界の正位置」です。

 

「調和」と「完成された世界」となります。

合わせると「現在の関係性は調和の取れた居心地のいい世界なので、そこから抜け出すのに苦労する」ってかんじです。

 

終結

「隠者の逆位置」です。

 

隠者は基本的には知識を追及してひとり孤高の山奥で研鑽を積む、みたいなイメージになります。

が、今回は逆位置なので。

そうなると、この「ひとりで考え込む」という意味が悪さします。

考え込む行為が「現実逃避」になるんですね。

 

迷える黒柴様は都合のいい関係に幾ばくか疑問をお持ちになって占いをしたのだろうと推察します。どちらを選んだ方が得なのか、と知りたくなったのではないかなあと思います。

なのでこの最終結果のカードは「二つの選択肢をそれぞれ選んだうえで未来がどうなっていくかの共通項」としますね。

そうするとですね、長く続けた場合は「周囲とは隔絶された世界での現実逃避」、続けなかった場合は「あの時長く続けていたら、と過去を思い返す現実逃避」になると思います。

なぜかと言うと、長く続けた場合には星(希望)と女帝(包まれる愛)が出ていて相当居心地が良いことが分かるので。なので主軸を「鳥かごの中の居心地の良い世界」として隠者のカードの意味に絡めました。

隠者の逆位置は警告ですね。どっちに転んでも結局都合よく考える傾向があるので、自分の選択したことには責任を持て、とカードに言われているのだろうと私は解釈しました。

 

依頼にあったように「周囲に話せない関係だから隠者の逆」、も合っていると思います。タロットって印象で読んでいくのも大切なことのひとつなので。

 

 

 

 

 

 

 

※ここまで読んだら、ご自分で解釈をもう一度考え直してみてください。

ご自分なりのコンビネーションリーディングで2枚の共通項を探してみてくださいね!!

そのあとに下のまとめ回答読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

まとめるとですね、

長く続けた場合はお二人の間で衝突が増えます。お互い我儘に受け入れてもらうのが当然という思いが強くなっていくのでしょう。居心地のいい環境だからこそ細かい気遣いが必要になってくると思います。

長く続けなかった場合は多少引きずることになりますが、後ろめたさからは解放されます。ただしこの関係から抜け出すには精神面で自律するまで苦労するのでそれでもちゃんと振り返らずに関係を終わらせる覚悟は必要になるでしょう。

いずれにせよ迷える黒柴様には自立心が足りてません。誰かに寄りかかって生きることは楽チンですが、ある程度責任を抱えて生きていかないと後でしわ寄せが返ってきます。間違いでも抱えて生きていく勇気を持ってください。

 

 

こんなかんじになります。

追記で知りたいことがあったらまた質問箱に投げておいてください。