モリポエム4「ソードの7」
この人は悪いことしてる自覚はあるんですよ。めっちゃ迂闊だけど。
さあポエムの時間だよ!
ソードの7
まず悪いことをしていると思う。
剣を盗んでますね。
でも手元見てください。
抜身の剣を素手で持ってるんですよ!
バレて走って逃げるときどうするんでしょうね。
投げ捨てるのかな。
そもそも盗みをするのにこんな見渡しの良い場所で、しかも昼間にやる!?
「俺には神の御加護があるからな、へっちゃらだぜ!」
とか思ってそう。
背景見てるとね、黒い複数の人影があるんですよ。
その人たちの視界を遮るものが何もないのに堂々とこの男は盗みを働いてるんです。
まるで見られても問題がないとでも言いたげです。
いやもしくはその人たちに気付いてないのかも。
私はこの男は迂闊だけど度胸があると思います。
危ない橋を渡ることが出来る時点で出来ない人とは雲泥の差がある。
が、背景に頭の良さや知恵を示す雲が浮かんでないんです。
かろうじて下の方にちょっとだけ出てます。
つまり度胸はあるけど頭は働いてない。
そこの部分は危ない橋を渡らない人に劣るんですね。
たぶん捕まっても反省しない。
「たまたま風向きが悪かっただけさ」
とか言い出しそう。
頭の良さ関連でひとつ別の視点があります。
抜身の剣と言いましたが実はこれ模造刀的な飾りの剣かもしれませんね。
つまり彼は価値のないものを盗み出している。
だから背後の複数の人影も彼を「あいつ馬鹿だな~」と見逃している。
という考え方も出来ますね。
リーディング中に出てくると
「うわ~不誠実ぅ~」ってなるカードのうちのひとつですね。
裏でコソコソするカードですし。
彼は裏切るし、彼に忠告する優しい人は誰もいないし、みたいな負のスパイラルを感じます。
はい、以上モリポエムの時間でした!